首位大宮アルディージャ相手に悔しい逆転負け。
先制したあとのゲーム運びに課題が出ました。
上に行くにはこういう試合をモノに出来るかがカギになりそうです。
試合ハイライト&公式インタビュー
新加入選手のチャントをまだ覚えてない方は、こちらでひらがなカタカナ表記で紹介しています。
振り返り
首位大宮はJ3から上がってきたばっかりとは思えないくらい強度が強い素晴らしいチームでした。
J3に落ちたとはいえかつてはJ1に長く残留するくらいの力のあるチーム。
今日の試合では「J1のチーム」をみせつけられたようでした
観戦した中で思ったことを書いていきたいと思います。
11番MF 横山塁の先制点
横山選手の先制点は今年のレノファの得点パターンでしたね。
サイドへ抜け出し、中に入れ、逆サイドの選手が決める。札幌戦のゴールの再現でした。
チームのパターンが浸透してるんだなと改めて感じました。
横山選手はゴール以外にも前半にシュートを撃っており、それはDFに当たってCKとなりましたがしっかり枠内を捉えていました。
長崎戦もそうでしたがチャンスにキッチリ決める決定力を持っています。
良い仕事をしたと思います。
横山選手はインタビューでレノファの1失点目を悔やんでいました。
流しめの横パスを攫われて失点に繋がった形でした。
確かにあそこで取られなければ失点には繋がってなかったと思います。自陣でのパスミスは相手のチャンスになってしまいます。
特にリードしてる時にはセーフティに蹴り出しても良いと思います。そしてブロックを敷けばレノファのFWも献身的に守備をしてくれますし、相手の攻撃が続いたとしても失点の可能性は低くなります。
この辺は若さだと思うので今回を経験にして、甲府戦の時の反省のように次に活かせばもっと成長出来ると思います。
横山選手はもっと成長する可能性を秘めてます。
これからが楽しみです。
40番MF 成岡輝瑠のカバーリングと攻撃
大宮は左サイド、レノファの右サイドからの攻撃がメインでした。
それに対してレノファは右サイドの横山選手、亀川選手の2人で対応。それを成岡選手がカバーするという形でした。
成岡選手はボランチですが2トップの近くでもプレーします。
この試合は特にカバーが大変で運動量が多くなりましたが90分フル出場をこなしました。
成岡選手がもっと攻撃に専念できればレノファのチャンスはもっと増えていたかもしれません。
田邉選手が復帰すれば1節のようにスタメンは田邉選手で後半は成岡選手が出てレノファのチャンスを増やす事が出来るかもしれません。
成岡選手の負担をいかに減らすかがレノファのポイントになると思います。
18番DF 亀川諒史のディフェンス
亀川選手のゴール前のクリアには助けられました。しかも2回も。
逆転のアルトゥール・シルバ選手のゴールの時に股を抜かれましたがそこにいました。
ベテランならではの危機察知能力が高いのかもしれませんね。
終盤にも1対1を止めるなど良いプレーをしていました。これからは
亀川選手の守備時のポジショニングに注目して見てみようと思います。
感想・まとめ 先制後のドタバタ。勝つチームになるために
上に行くためには試合をコントロールする老獪な試合運びが必要になります。
この試合でそれが出来ていたら、いやこの試合だけじゃなくて全ての試合でそれが出来ていたらJ1も夢じゃありません。
サッカーは先制したチームの勝率が高いスポーツです。
しかし、レノファは長崎戦、大宮戦と先制したにも関わらず勝てていません。
「もったいない」と言われるのはそのためです。
リードした時の試合運び。
強いチームになるには必須です。
追いついてやると息巻いてる相手の出鼻を挫いたり、ゆっくりと時間をかけて勢いを削ぐ必要があります。
それには先制した後のチーム内での共有であったり、あるいは「先制点を守る」というよりも「先制点を奪ってやったぞ。ほら取り返しに来いよ」くらいのメンタリティが必要かもしれません。
ガムシャラに2点目も。とやっていると余裕もなくなりますし、体力も消耗してしまいます。優位に立っている事を利用する。
特に夏の暑い時期になるとそういう試合運びもより重要になって来ます。
先制点が取れている。という事は大きなポジティブな要素です。
これから先制点を取ったあとに監督や選手が試合をどうコントロールしていくのか。それが出来るようになれば勝てるし上にも行けます。
そういう強いチームになれるように期待して見ていきたいと思います。
大丈夫。伸び代はまだまだ沢山ある。
では